【レナウン経営破綻から学ぶ】破たんで上場廃止になる大企業を簡単に判断する方法

情報まとめ

新型コロナの影響を受け、レナウンが経営破綻をしました。

レナウンの経営破綻から、今後、経営破綻の可能性がある上場企業の見極め方を、初心者でも簡単に判断できるように分析します。

コロナショック等の経済に大きな影響を与える事象が発生し、株価が大きく下がったタイミングで、初めて株式投資を検討している方・株初心者の方は要チェックです。

レナウンとは?

東京都江東区に本社を置く1902年創業の老舗アパレル企業です。

経営不振から2010年に中国の繊維会社大手、山東如意グループ(山東省)の傘下に入り、連結子会社となっています。

東証1部に上場していた大企業です。

財務状況

財務状況を確認したところ、

総資産 323億円
自己資本比率 47.4%

なので、数字的には悪くは見えません。

一般的に自己資本比率が40%を超えている企業は、倒産のリスクはほとんどないと言われています。

他に、現預金が2014年の129億円から、33億円まで減っている事は気になる点でした。

ただ財務状況だけを見ると、この数値より悪い上場企業は多く存在します。

業績

レナウンの業績は近年よくありませんでした。

2017年までは±0のラインを行き来しており、2018年から大きく赤字が膨らみ、2019年12月期は67.4億円の赤字となっています。

業績はかなり厳しい状況にあったとみることが出来ます。

コロナの影響

レナウンはアパレル企業なので、新型コロナの影響を大きく受ける業種でした。

~コロナの影響大の業種~
建設・海運・航空・観光・小売り・娯楽・外食・製薬・自動車・電機・食品・アパレル

株取引状況

経営破綻が発表された当日も、東証ではレナウン株は取り引きされており、チャート的にも上昇しており、悪くは見えません。

結論

各数字から見た結果、レナウンが経営破たんした原因は、

近年業績が急激に悪化している中、コロナの影響をまともに受け、経営が困難になった。

と考えられます。

今回の新型コロナのような、各企業の経営に大きく影響する事象が発生した場合、以下のポイントは重要視して購入銘柄を決めましょう。

・影響を大きく受ける業種かどうか

・近年の業績

影響を大きく受ける企業で、業績が赤字となっている企業の銘柄は、相場よりかなり安くても購入しない方が無難でしょう。

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